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注文住宅の坪単価って何?住宅費用を計算するときの注意ポイント

**「注文住宅の坪単価」**とは、住宅を建築する際の1坪(約3.3㎡)あたりの建築費用を指します。坪単価は、住宅の価格を比較したり、予算を立てたりする際に重要な指標になります。
坪単価の計算方法
- 本体工事費:建物の建築そのものにかかる費用(基礎、外壁、内装など)
- 延床面積:住宅の全フロアの合計面積(車庫やバルコニーは除かれることが多い)
坪単価の注意ポイント
坪単価を理解する際には、以下の点に注意が必要です。
1. 坪単価に含まれない費用がある
坪単価は「本体工事費」だけで計算されるため、以下の費用は別途かかることが一般的です。
- 土地取得費
- 外構工事費(庭やフェンスなど)
- 付帯工事費(地盤改良、解体、上下水道引き込みなど)
- 諸費用(設計費、登記費用、税金など)
➡️ 坪単価が安くても、これらの費用が別途かかると総額が大幅に増えることがあります。
2. 延床面積の計算方法に差がある
- 吹き抜け部分やロフト、バルコニーが「面積に含まれるかどうか」は施工会社によって異なります。
➡️ 同じ家でも延床面積の計算方法次第で坪単価が変わることがあります。
3. グレードや仕様の違い
- 標準仕様がシンプルな設計の住宅は坪単価が低く、デザイン性や高級設備を重視すると坪単価は上がります。
➡️ キッチンやバスルームのグレード、建材の質などが費用に大きく影響します。
4. 小規模な住宅ほど坪単価が高くなりやすい
- 延床面積が小さい家では、キッチンや浴室などのコストが面積の割に大きく占めるため、坪単価が割高になる傾向があります。
住宅費用を計算する際のアドバイス
✅ 総額での費用シミュレーションを確認する
✅ 坪単価に含まれる内容をしっかり確認する
✅ 将来のランニングコスト(光熱費、メンテナンス費)も考慮する
✅ 施工会社ごとの見積もり条件の違いに注意する
「坪単価」だけにとらわれず、総費用と住み心地のバランスを見極めるのが重要です。