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【外壁材別】メンテナンス費用を徹底比較!廿日市で失敗しない家づくりガイド
「そろそろマイホームを…」
そう考え始めたとき、誰もが最初につまずくのが「どんな家を買うか」という選択です。
廿日市で家を探している方なら、きっとこんな疑問を感じたことがあるのではないでしょうか。
注文住宅と建売住宅、どちらが自分に向いているの?
中古住宅をリノベーションするのはお得?
外壁材やメンテナンスって、実際どのくらい重要なの?
この記事では、「おうちの買い方相談室 廿日市店」が、家づくりを始めたばかりの方・少し知識がある方向けに、**3つの住宅タイプ(注文住宅・中古住宅・建売住宅)**の違いをわかりやすく解説します。
家は一生の買い物。だからこそ、「建ててから後悔しない」ために知っておくべきポイントを、実例とともにご紹介します。
はじめに:外壁の選び方で家の寿命が決まる
家づくりを考えるとき、多くの人が「間取り」や「設備」に注目しがちですが、実は“外壁材”の選び方が住まいの寿命と維持費を大きく左右します。
廿日市市のように、海風や湿気の影響を受けやすい地域では、外壁の劣化スピードが早まることもあります。
そのため、最初の外壁選びと定期的なメンテナンスは、長く快適に暮らすための重要なポイントです。
本記事では、主要な外壁材の種類ごとの特徴・メンテナンス費用・耐用年数・注意点を詳しく比較し、廿日市で家を建てる人が「後悔しない外壁選び」をするためのヒントをお伝えします。
1. 外壁材の種類と特徴を理解しよう
外壁材は大きく分けて次の4種類があります。
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窯業系サイディング
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モルタル外壁
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金属系(ガルバリウム鋼板)外壁
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タイル外壁
それぞれの素材には「見た目」「耐久性」「メンテナンス性」「コスト」が異なります。
1. 窯業系サイディング
現在、日本の新築住宅で最も多く採用されているのが窯業系サイディングです。
セメント質と繊維質を主成分としたボード状の外壁材で、デザインのバリエーションが豊富。
特徴
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コストが比較的安い(施工性が高い)
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デザイン・色柄が豊富で外観の自由度が高い
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耐火性に優れている
デメリット
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表面の塗膜が劣化すると吸水し、ひび割れやカビの原因に
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継ぎ目(コーキング)の劣化が早く、メンテナンス周期が短め
メンテナンス費用と周期
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10〜15年ごとに塗装またはシーリング補修が必要
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費用目安:約80〜150万円(延床30坪の場合)
2. モルタル外壁
モルタルは、セメント・砂・水を混ぜて塗り上げる外壁。
重厚感と手仕事の温かみが魅力です。
特徴
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高級感のある仕上がり
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デザイン自由度が高く、曲線なども対応可
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塗り壁のため、継ぎ目がなく美しい外観
デメリット
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乾燥によるひび割れ(クラック)が発生しやすい
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吸水性が高く、汚れやカビがつきやすい
メンテナンス費用と周期
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10〜12年ごとに再塗装、クラック補修が必要
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費用目安:約100〜180万円
3. ガルバリウム鋼板(⾦属系外壁)
スタイリッシュなデザインで人気上昇中なのがガルバリウム鋼板。
耐久性に優れ、軽量なため地震に強いのも特徴です。
特徴
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軽くて耐震性が高い
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錆びにくく、メンテナンス性が高い
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シンプルモダンな外観に最適
デメリット
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断熱性・防音性がやや劣る(施工でカバー可能)
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キズがつくと錆びの原因になる
メンテナンス費用と周期
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15〜20年ごとに再塗装が目安
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費用目安:約70〜130万円
4. タイル外壁
高級住宅や注文住宅で多く採用されるのがタイル外壁です。
焼き物ならではの質感と、圧倒的な耐久性が特徴。
特徴
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紫外線・雨風に強く、ほとんど色褪せない
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汚れにくく、メンテナンス頻度が非常に低い
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高級感・重厚感がある
デメリット
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初期費用が高い(施工も手間がかかる)
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割れたタイルの部分補修が必要な場合も
メンテナンス費用と周期
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20〜30年ごとにシーリング補修、部分補修
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費用目安:約100〜150万円(30坪)
2. 外壁メンテナンスにかかる総費用シミュレーション
廿日市エリア(温暖多湿)で30年間住んだ場合の累計メンテナンス費用をシミュレーションしてみましょう。
| 外壁材 | 初期費用 | メンテナンス回数 | 30年の
合計費用 |
耐用年数 |
|---|---|---|---|---|
| 窯業系サイディング | 約120万円 | 約2回
(10〜15年ごと) |
約300〜350万円 | 約40年 |
| モルタル | 約150万円 | 約3回 | 約350〜400万円 | 約40年 |
| ガルバリウム鋼板 | 約180万円 | 約1回 | 約250〜300万円 | 約50年 |
| タイル | 約250万円 | 約1回以下 | 約250〜300万円 | 約60年 |
結果を見ると、ガルバリウム鋼板とタイル外壁はメンテナンス性が高く、長期的にコストを抑えやすいことがわかります。
3. 廿日市で外壁を選ぶときのポイント
1. 気候と環境を考慮する
廿日市は海に近く湿度が高いため、防水性と耐塩害性が重要です。
そのため、塩害に強い「ガルバリウム鋼板」や「タイル外壁」が人気です。
2. 初期費用よりもトータルコストで考える
「安く建てても、10年後に高額な塗装費が必要になる」ケースは珍しくありません。
長期的な維持費まで含めた“ライフサイクルコスト”で比較することが大切です。
3. メンテナンスしやすいデザインに
足場が必要な部分が多いデザインや複雑な外形は、塗装費が上がります。
シンプルで凹凸が少ない形状のほうが、将来のメンテナンスが楽です。
4. 外壁メンテナンスの種類と時期
| 内容 | タイミング | 費用目安 |
|---|---|---|
| 外壁塗装 | 10〜15年ごと | 約80〜150万円 |
| シーリング補修 | 10年ごと | 約30万円 |
| クラック補修 | 劣化時 | 数万円〜10万円 |
| 高圧洗浄 | 5年ごと | 数万円 |
外壁は「見た目がキレイだから大丈夫」と油断すると、内部に雨水が浸入し、柱や断熱材にダメージを与えることもあります。
定期的な点検と早めの補修が、結果的にコストを抑えるコツです。
5. 廿日市でおすすめの外壁メンテナンス周期
| 年数 | メンテナンス内容 |
|---|---|
| 5年 | 外壁洗浄・目視点検 |
| 10年 | シーリング補修・塗装検討 |
| 15年 | 再塗装・屋根とのセット点検 |
| 20年 | 本格的なリフォーム検討 |
6. まとめ:外壁は「デザイン」より「維持費」で選ぶ
家を建てるとき、どうしてもデザインや価格に目が行きがちですが、
**“外壁材の選択=30年間の維持費を決める”**という意識を持つことが大切です。
特に廿日市のような気候条件では、耐候性・防水性・メンテナンス性の高い素材を選ぶことで、
長く安心して暮らせる家になります。
🏡 おうちの買い方相談室 廿日市店より
私たちは、外壁材選びやメンテナンス計画まで含めた“トータルの家づくり”をご提案しています。
「どの素材が自分の家に合うか分からない」という方もお気軽にご相談ください。