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火災・水害・台風に弱い家が見逃している共通点

1. 日本で起きている災害
①火災→年間20,000件程
②水害→ゲリラ豪雨が40年で1.4倍程(下水道などの内水氾濫)
全国で97%の市区町村で発生
③台風
26個発生…11個接近…3個上陸
2. ちょうどいい塩梅の災害対策 ①火災
①火災対策
<家を建てる前にできること>
・省令準耐火構造にする
1.外部からの延焼防止 2.各部屋の防火 3.他部屋への延焼遅延
→火災保険が半額程度になる
Q.省令準耐火構造の費用は?
A.相場は約20~25万円の施工費
乚費用体効果は高い!
Q.準防火地域で準防火仕様にすると安くなるのか?
A.安くならない
省令準防火…自主的にやるもの
準防火 …対応必須の決まり
→淳防火仕様で火災保険は安くはならない
Q.省令準耐火構造は完璧にできない?
A.100%の対応は現実的ではない
→必須ではないが、工務店が対応できればする価値はある!
<住み始めた後にできること>
火災の原因ランキング
第1位…コンロ
→火災対策ではIHが無難です(ガスに拘りが無ければ)
第2位…たばこ
乚6割が不適当な場所への放置→ルールは守りましょう
第3位…電気機器・配線器具
乚トラッキング現象・タコ足配線等→使用方法は守りましょう
乚こまめな掃除・濡らさない・耐用年数が過ぎた調理家電は使わない
Q.太陽光は火事の原因にならないのか?
A.不燃材を施工すれば問題ないが、不燃材が無い物は危険!
屋根一体型太陽光は絶対にしないこと!(付ける場合は屋根を付けてその上に太陽光を付けるなら検討!)
3. ちょうどいい塩梅の災害対策 ②水害
②水害対策
<土地の選び方>
・ハザードマップで要確認(日本の物は正確なのでキチンと確認すべき!)
1.外水氾濫 2.内水氾濫 3.土砂災害 4.液状化
➜必ず確認をしましょう!
Q.ハザードエリアにかからない土地がない
A.個人で判断していくしかない
乚一級河川エリアは優先度を下げても可
どうしても選べない場合…
50㎝未満の地域を選ぶのはアリ!(1m・2m以上は避けるべき)
不安なら市区町村で過去に実際あったデータの確認をしましょう!
<家の建て方>
基礎の高さが大事
基礎高45㎝で床下浸水を回避
乚保険適応が45㎝以上からでそれ以下では適用外になります
ハザードエリアの場合
・エコキュートの場合は基礎貫通に注意(気密処理が甘いと水が入ってくる)
Q.45㎝はどこから計測?
A.最も見え高が高い場所で45㎝あれば問題ないです
4. ちょうどいい塩梅の災害対策 ③台風
<台風情報の正しい見方>
hPa…数値が低ければ低いほど強い
・950hPa以下 :非常に強い
・~980hPa :強い
・1000hPa前後 :弱まってくる
➜あくまで目安、豪雨の可能性はアリ
<台風情報の正しい見方>
進路の予報円は必中ではない→予報円に入る確率は70%
台風の目の東側の方が被害が大きい
<家を建てる時にできる対策>
シャッター・防災ガラスの設置
乚飛来物対策としては必須になってきます
→防犯対策も兼ねてどちらかを設置するのが良いでしょう。
→すべての窓に付けるのは大変なのでリビング・ダイニングの大きな窓くらいは最低限付けて台風が通過するときはシャッターとか防災ガラスが付いている部屋で家族が安心して安全に暮らせるスペースを確保しておく良いでしょう。
③台風対策
<停電対策>
災害用品の定期的な見直し
・非常食の賞味期限の確認
・ガソリンは常に半分はある状態にすること
・ポータブル電源を用意
災害時に外出しない(台風が来ている時にそもそも外を出歩かない)
5.まとめ
「火災・水害・台風に弱い家が見逃している共通点」を把握することが重要。
注文住宅・建売住宅・中古住宅それぞれにリスクと解決策がある。
廿日市という地域特性を理解したうえで選択することが、後悔しない住まい選びにつながる。
廿日市で家を購入・建築する際に忘れてはいけないのは、快適さだけでなく「安全性」を最優先に考えることです。
火災・水害・台風といった災害に強い家を選ぶには、土地選びから建物の構造、素材の選定まで幅広い視点が求められます。注文住宅、中古住宅、建売住宅のいずれを選ぶ場合でも、「弱い家の共通点」を理解しておけば、安心して暮らせるマイホームが実現できます。
あなたとご家族が廿日市で安心して暮らせる住まい選びを進められることを願っています。