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注文住宅の落とし穴【契約後の追加費用】廿日市で後悔しない家づくりのために

注文住宅の落とし穴【契約後の追加費用】廿日市で後悔しない家づくりのために

家づくりを考えるとき、多くの人が一度は憧れるのが「注文住宅」です。自分や家族のライフスタイルに合わせて間取りやデザインを決め、理想の暮らしを実現できる自由度の高さは、建売住宅や中古住宅にはない大きな魅力です。

しかし、その自由度の裏側には落とし穴が存在します。特に注意が必要なのが、**契約後に発生する「追加費用」**です。

「契約時に提示された金額で建てられると思っていたのに、最終的に大幅に増額してしまった…」
これは決して珍しい話ではありません。廿日市をはじめ全国各地で、家づくりを経験した多くの人が同じ悩みに直面しています。

この記事では、注文住宅の追加費用の実態や具体例を詳しく解説するとともに、建売住宅・中古住宅との比較、廿日市での注意点や対策を紹介します。これから家づくりを始める方が、後悔せず安心して進められるような総合ガイドです。

1. 注文住宅の魅力とリスク

まずは注文住宅の特徴を整理してみましょう。

注文住宅の魅力

  • 間取りやデザインを自由に決められる

  • 家族の生活スタイルに合わせた住まいを実現できる

  • 素材や設備にこだわることができる

  • 長期的なライフプランに合わせた設計が可能

こうした自由度の高さは、建売住宅や中古住宅ではなかなか得られません。

注文住宅のリスク

一方で、注文住宅には次のようなリスクがあります。

  • 契約後に費用が増えやすい

  • 打ち合わせや決定事項が多く、時間がかかる

  • 予算管理を誤ると資金計画に大きな影響を及ぼす

つまり「理想を叶える家づくり」だからこそ、気づかないうちに費用が膨らむ落とし穴があるのです。


2. 契約後に発生する追加費用の具体例

注文住宅で契約後に追加されやすい費用には、大きく分けて以下の項目があります。

(1) 標準仕様に含まれていない設備や仕様

契約時の見積もりは「標準仕様」での計算になっていることがほとんどです。しかし、標準仕様のままでは満足できないケースが多く、次のような変更が加わります。

  • キッチンをより機能的なシステムキッチンに変更 → +50〜100万円

  • ユニットバスをワンランク上のタイプに変更 → +30〜80万円

  • 床材をフローリングから無垢材へ変更 → +20〜50万円

  • 収納を増やすために造作家具を追加 → +10〜30万円

こうした積み重ねで、最終的に数百万円の増額になることもあります。

(2) 外構工事やインテリア関連

多くの人が見落としがちなのが、外構やインテリアに関わる費用です。

  • 駐車場の舗装やカーポート設置 → +50〜150万円

  • 庭や植栽、フェンスや塀の設置 → +50〜200万円

  • 照明器具やカーテン → +50〜100万円

これらは「建物本体価格」には含まれないことが一般的です。そのため、契約時の金額と実際に必要な金額との差が大きくなりやすいのです。

(3) 地盤改良や造成工事

廿日市を含む広島県は地域によって地盤の性質が異なります。契約後の地盤調査で「軟弱地盤」と判明すると、改良工事が必要になります。

  • 地盤改良工事 → 50〜150万円

  • 傾斜地や高低差のある土地 → 擁壁工事や造成で200〜500万円

これは契約時点では予測できないため、予算に余裕を持っておく必要があります。

(4) 設計変更

打ち合わせが進む中で「やっぱり収納を増やしたい」「窓を大きくしたい」といった希望が出てきます。
契約後の設計変更は割高になり、10〜100万円単位で費用が積み上がります。

(5) 諸費用

意外と忘れやすいのが、建築工事以外に必要な費用です。

  • 建築確認申請費用 → 20〜40万円

  • 登記費用 → 30〜50万円

  • 火災保険料 → 10〜30万円

  • 引っ越し費用 → 10〜30万円

合計で100〜200万円は必要になります。


3. 廿日市で注文住宅を建てるときの注意点

廿日市は広島市に隣接し、自然豊かで子育て世代に人気のエリアです。しかし、家づくりにおいては地域特有の注意点があります。

地盤の特性

廿日市は沿岸部から山間部まで幅広い地形を持ちます。そのため、地盤改良や造成工事が必要になるケースが少なくありません。特に山沿いの宅地では擁壁や排水工事などの費用がかかることがあります。

坪単価の「からくり」

廿日市で注文住宅を建てるとき、多くの住宅会社が「坪単価」で費用を提示します。しかし、この坪単価に含まれる項目は会社によって異なります。
安い坪単価に惹かれて契約しても、外構や諸費用が含まれていないため、最終的には高額になるケースがあるのです。

建売住宅・中古住宅との比較の必要性

廿日市では建売住宅や中古住宅も多く流通しています。注文住宅にこだわる前に、建売や中古を含めて総合的に比較することで、無理のない資金計画を立てられます。


4. 注文住宅・建売住宅・中古住宅の比較

ここで、三つの住宅タイプの特徴を整理してみましょう。

注文住宅

  • メリット:自由度が高く理想の住まいを実現できる

  • デメリット:契約後の追加費用が発生しやすい

建売住宅

  • メリット:価格が明確で追加費用が少ない

  • デメリット:間取りやデザインの自由度が低い

中古住宅

  • メリット:購入価格が抑えられる

  • デメリット:リフォームやリノベーションで追加費用がかかる

廿日市で家を建てる場合、どの選択肢が自分のライフスタイルに合っているかを慎重に見極める必要があります。


5. 追加費用を防ぐための具体的な対策

注文住宅で後悔しないためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

  1. 標準仕様を徹底的に確認する

  2. 外構や照明、カーテンの費用も含めたトータル見積もりを取る

  3. 地盤改良リスクを事前に把握する(近隣データを調べる)

  4. 契約前に要望を固めておき、契約後の設計変更を減らす

  5. 諸費用をリストアップし、資金計画に必ず組み込む


6. まとめ

注文住宅は、自分の理想をカタチにできる素晴らしい選択肢です。しかし同時に、契約後の追加費用という落とし穴が存在します。

廿日市で家づくりを検討している方は、「建物本体価格」ではなく「総額」で判断することが何よりも重要です。

また、注文住宅だけでなく、中古住宅や建売住宅も比較検討することで、資金計画に無理のない最適な住まい選びが可能になります。

おうちの買い方相談室 廿日市店では、これから家づくりを始める方に向けて、追加費用を含めた総額シミュレーションや住宅タイプ別の比較相談を行っています。
理想の住まいを安心して実現するために、まずは正しい情報と計画的な準備から始めましょう。

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