blog

blog

2025年最新版・家づくりのトレンド間取り

2025年最新版・家づくりのトレンド間取り

マイホームを建てることは、多くの人にとって人生の大きな夢。しかし、資材価格の高騰や、年々厳しさを増す夏の猛暑など、現代の家づくりには新たな課題が山積みです。「広いLDKが一番」「断熱性能さえ高ければ快適」といった、これまでの“常識”は、もはや最適解ではないかもしれません。
この記事では、第一線で活躍する一級建築士の知見をもとに、これからの家づくりを形作る「6つの意外な新常識」を徹底解説。これらの新常識は、現代の家づくりが直面する2つの大きな課題、「コンパクト化する住まいをいかに広く豊かに見せるか」、そして「過酷な夏の暑さをいかに賢く乗り切るか」という問いへの答えでもあります。限られた予算とスペースの中で、本当に快適で賢い住まいを実現するためのヒントをお届けします。

1. 「LDKが狭い」はキッチンで解決? 空間を劇的に広くする『二の字キッチン』

コンパクト化する住まいの流れの中で、限られたLDKを最大限に広く見せるための

キッチンのレイアウトそのものが見直しされています。

① これが新常識

  • コンロとシンクをそれぞれ独立させ、平行に配置する【二の字キッチン】が空間活用の切り札として注目されています。②なぜ今、注目されるのか?

② なぜ今、注目されるのか?

従来の壁付けや対面式キッチンに比べ、ダイニングやリビングに割けるスペースが大幅に広がり、LDK全体にゆとりが生まれます。また、調理中は体を回転させるだけでコンロとシンクの間を移動できるため、作業動線が短くなり、料理の効率も格段に向上。デザイン性と機能性を両立できるのが魅力です。

③設計のポイントと注意点

・コスト増

一般的なキッチンと比較して、国内メーカーの場合でも30万円から50万円ほど高くなる傾向があります。

・食器棚の配置

独立した食器棚を置くスペースを確保するのが難しい場合があります。コンロ側のカウンター下に家電や食器をまとめて収納するなど、計画的な収納設計が不可欠です。

・【Pro-Tip】

2つのカウンター間の最適な幅は105㎝~110㎝。

複数人での作業にも十分な広さを保ちつつ、振り返るだけで手が届く「一歩も歩かない」効率的な動線を確保できる、プロ推奨の寸法です。

 


2. 「洗濯は歩かない」が新常識。家事をゼロ距離にする最強ランドリー

「時短」が最優先される現代のライフスタイルと、屋外での物干しが困難な猛暑や梅雨の気候を受け、洗濯のあり方が大きく進化しています。

① これが新常識

  • 洗う・干す・たたむ・しまう、という一連の作業を1ヶ所で完結できる、独立したランドリールームが新たなスタンダードになりつつあります。

② なぜ今、注目されるのか?

  • 約2〜3畳のスペースに、ドラム式洗濯機、その上に設置したガス衣類乾燥機(「乾太くん」など)、アイロンがけもできる一体型カウンター、そして作り付けの収納を集約。これにより、洗濯に関する家事をほとんど歩き回ることなく「ゼロ距離」で完結でき、圧倒的な時間効率を実現します。

③ 設計のポイントと注意点

  • 床に物を置かない
    ロボット掃除機がスムーズに動けるよう、床に物を置かない「浮かせる収納」が人気です。
    ゴミ箱などの小物類は、壁に取り付けたマグネットアクセサリーで浮かせる工夫をすると、掃除の手間がさらに省けます。


3. 「あえて扉をなくす」のが正解。4.5畳でも快適な子供部屋の新ルール

住宅のコンパクト化は、子供部屋のあり方にも変化をもたらしました。スペースを最大限に活用するための、逆転の発想が生まれています。

① これが新常識

4.5畳や3.5畳といったコンパクトな子供部屋では、クローゼットの扉をあえて設けない「オープンクローゼット」が主流になっています。

② なぜ今、注目されるのか?

家族がLDKで過ごす時間が増え、子供部屋は「寝る・勉強する」ためのミニマルな空間へと変化。

また、デジタルデバイスの普及でCDコンポや大量の漫画といった「モノ」が減ったことも、省スペース化を後押ししています。

扉をなくすことで、扉の開閉スペースが不要になり、部屋を最大限に広く使えるのです。

③ 設計のポイントと注意点

・メリット

扉のコストを削減できる上、収納物のサイズに縛られず、少しはみ出すような物でも柔軟にしまえます。

 

・デメリット

中が常に見えるため雑然とした印象になりがちです。また寝具などから出るホコリが衣類に付着しやすくなる可能性も。これらは、スペース効率とのトレードオフとして考える必要があります。


4.  たった1畳の贅沢。コンパクトな家にこそ『ヌック』という名の隠れ家を

家全体がコンパクトになるからこそ、空間に「メリハリ」をつける設計が暮らしの豊かさを左右します。

① これが新常識

広さ1畳ほどの、壁や天井に囲まれた小さく居心地の良い「おこもり空間」である『ヌック』を設けるのがトレンドです。

② なぜ今、注目されるのか?

コンパクトな家に、あえて小さな閉鎖空間を作ることで空間にメリハリが生まれ、かえってメインのLDKがより広く感じられる効果があります。たった1畳でも、そこは読書をしたり、少し休憩したりするための特別な隠れ家となり、日々の暮らしに贅沢感をもたらしてくれます。

③ 設計のポイントと注意点

・設置場所のアイデア

ヌックは、階段下のデッドスペース、あえて大きな窓を腰窓サイズにして作った窓際、キッチンのパントリーの奥など、想像力次第で様々な場所に設置可能です。

自分だけの隠れ家を計画してみてはいかがでしょうか。


5. 高断熱の家が「夏は地獄」に? 断熱性能だけを信じると思わぬ落とし穴

記録的な猛暑が続く中、家の快適性を「断熱性能」だけで語るのは非常に危険です。自然のエネルギーを賢く利用する「パッシブデザイン」の視点が不可欠です。

① これが新常識

高い断熱性能は、「日射遮蔽(にっしゃしゃへい)」とセットで考えなければ、夏に室内を過度に暑くしてしまう「罠」になり得ます。

② なぜ今、注目されるのか?

高い断熱性能は、一度室内に入った熱を外に逃がさない効果があります。

これは冬には暖かさを保つメリットになりますが、夏には窓から侵入した強烈な日差しの熱を室内に閉じ込め、逃げ場をなくしてしまうのです。

結果、「高断熱なのに夏は地獄」という事態を招きかねません。

③ 設計のポイントと注意点

・日差しは「外」で防ぐ:

最も効果的なのは、深い軒や窓の外側に取り付ける「外部ブラインド」で、太陽光がガラスに当たる前に遮断すること。
カーテンなど室内側での対策より、はるかに高い効果が発揮します。

・窓は「場所」と「サイズ」で使い分ける:

熱の出入りが最も激しいのは窓です。南向き以外の窓(東西北)は、熱の損失を防ぐため、幅・高さ共に30㎝~50㎝程度の小さなサイズに抑えるのが基本です。

・ガラスも「適材適所」で:

熱が逃げやすい東西北の壁には「トリプルガラス」、冬の暖かい日差しを取り込みたい南面にはあえて「高性能ペアガラス」を採用するなど、方角によってガラスの種類を戦略的に使い分けることで、コストを抑えつつ快適性を最大化できます。

・「蓄熱」で自然の暖房を:

上級テクニックとして、冬の日差しが当たる南面の床や壁に、熱を蓄えやすいタイルやモルタルといった素材を使う「蓄熱」設計も。昼間に蓄えた太陽熱を夜間にゆっくり放出し、自然の力で室内を暖かく保ちます。

 


6. 床に置くのはもう古い。壁を収納に変える『有孔ボード』と『マグネット』

コンパクトな家では、床面積だけでなく「壁」をいかに有効活用するかが、収納力と暮らしやすさを大きく左右します。

① これが新常識

壁に「有孔ボード(ペグボード)」やマグネットパネルをあらかじめ施工し、壁そのものを柔軟な収納スペースとして活用します。

② なぜ今、注目されるのか?

フックや棚を自由に付け替えられるため、ライフスタイルの変化に合わせて使い方を無限に変えられます。趣味の道具を飾る「見せる収納」から、実用的な整理整頓まで、壁一枚で多彩なニーズに応えることができます。

 

・趣味のでディスプレイ:キャンプ用品や釣り具など、お気に入りの道具を美しく飾る。

 

・キャットウォーク:猫のための遊び場を壁に作る。

 

・書斎の壁面整理:書類や文房具を機能的に配置する。

 

・キッチンの掲示板:ニッチ(壁のくぼみ)にマグネット壁を設置し、学校のプリントなどを掲示する。

③ 設計のポイントと注意点

• 「下地」は建築時にしか入れられない

有孔ボードやマグネット壁で重いものを支えるには、壁の裏側に「下地」となる補強板が必須です。

この下地は、家の建築段階で計画的に施工しなければならず、後から追加するのは非常に困難で費用もかかるため、設計段階での検討が不可欠です。

まとめ

現代の家づくりは、かつて常識にとらわれず、今のライフスタイルや気候、そして予算に

合わせた、賢く創造的な選択をすることが求められています。今回ご紹介した6つの新常識は、そのためのヒントに過ぎません。

 

あなたの理想の家づくりで、一番大切にしたい「新しい当たり前」は何ですか?

 

おうちの買い方相談室に早速相談してみませんか?

  • 相談無料
  • ローン相談
  • 土地探し

0829-31-2008

受付時間 10:00〜18:00  定休日 完全予約制